職人の世界
スポーツの世界において成功した「真のプロフェッショナル」は、
普通のプロフェッショナルと比べて
全く同じ時間、同じ練習でも、結果が違うといわれています。
理由は、練習の「質」が違うから。
私はスポーツのプロではありません。
私は職人をしていました。
そして200人以上の職人を見て通じるものがあると感じます。
今日はそんな、職人の世界の、真のプロフェッショナルについて書きました。
職人の基本は、「早く&綺麗に」です。
これは相反する事で、基本としては
>早くすると、雑になる
>綺麗にすると、遅くなる
これは、どうしようもない基本的な事です。
これを矛盾を解消するために、超優秀な職人(=真のプロフェッショナル)は、普通のプロフェッショナルに比べ、圧倒的にしている事があります。
それは、目的をイメージし、考え続けています。
その結果
同じ作業を、同じ時間しても、製品の品質が違います。
真のプロフェッショナルの考えている事はこうです。
「まずは無駄な動きを極力減らし
1動作で2つ以上の事を同時に出来る様にする、
動作、体の姿勢、物の持ち方、物・道具の配置、を変える。
時には呼吸も作業によって変える。
結果、無駄な動作が無くなり、全ての動作が目的に沿った動作になります」
これが出来ると、同じ作業時間でも、仕上がる製品に違いが出ます。
理由はシンプルに、
「同じ時間でも動作が多く、全ての動作が目的に沿ている」からです。
同じことをしているようで、動作の質が違うのです。
こうして、綺麗な製品を作るという目的を短い時間で達成します。
真のプロフェッショナルの動作・行動には全て意味・理由があるのです。
それを理解するのは、簡単ではありません。
だから、新人はそっくりそのまま真似る必要があるのです。
そして、真のプロフェッショナルの考え方を作業を通して感じるまでやり続けなければ、理解できないのです。自己流にしたところで、真のプロフェッショナルには到底かなうわけがありません。
「同じ作業時間で、同じ品質で出来るようになるまで真似る必要があります」自分のアレンジを入れるのは、その後からです。
またこのような真のプロフェッショナルの職人を早く育てる為に、私が注意していたポイントがあります。
それは、よく言われる言葉
「やってみて、言って聞かせて、させて見て、褒めてやらねば人は育たず」
の特に最初の言葉です。
「やってみせ」
本当に伝えたいことは「やってみせ」をして、やっと伝わる準備が出来る。
「伝わる」ではなく「伝える」行動をする。
すると自然と人は育ち、当然結果も変わってきます。
これはきっと、スポーツ界、職人の世界に限らない事だと思います。
今の自分の行動は、どんな意図があるか?また目的に沿っているか?
これが明確でなければ、まだまだ考える価値はありそうですね。
「目的に沿った意味ある行動」
「伝える為には伝わる行動」
あなたのビジネス、日常生活に何かプラスになれば幸いです。
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